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国際化学オリンピックに挑戦しよう!未来を作るのは、あなたかもしれない国際化学オリンピックに挑戦しよう!未来を作るのは、あなたかもしれない

わたしたちの生活(せいかつ)(ゆた)かにし、そして地球(ちきゅう)(まも)るために()かせない学問(がくもん)化学(かがく)」。
もしこれを()んでいるそこのあなたが、化学(かがく)興味(きょうみ)()っているなら、世界中(せかいじゅう)化学(かがく)()きの友達(ともだち)()(ひろ)げることのできる『国際化学(こくさいかがく)オリンピック』(IChO)にチャレンジしてみませんか?

IChOは毎年(まいとし)(なつ)世界(せかい)高校生(こうこうせい)(あつ)まって化学(かがく)知識(ちしき)挑戦(ちょうせん)する国際大会(こくさいたいかい)今年(ことし)はスイス((だい)55(かい))で(おこな)われます。
日本(にほん)は2003(ねん)のギリシア大会(たいかい)((だい)35(かい)大会(たいかい))から参加(さんか)しています。
また、日本(にほん)でも(だい)42(かい)大会(たいかい)(2010(ねん)東京(とうきょう))と(だい)53(かい)大会(たいかい)(2021(ねん)、オンライン)が(ひら)かれました。

国際大会(こくさいたいかい)では筆記(ひっき)問題(もんだい)実験(じっけん)化学(かがく)知識(ちしき)やテクニックを(きそ)います。そのレベルは非常(ひじょう)(たか)く、高校生(こうこうせい)までに(まな)化学(かがく)知識(ちしき)だけでなく、大学生(だいがくせい)にならないと(おそ)わらないことも()っておいたほうがいいくらいだといわれています。

こんな大変(たいへん)試験(しけん)ではありますが、国際大会(こくさいたいかい)一生(いっしょう)友達(ともだち)ができる最高(さいこう)のチャンスでもあるのです。世界中(せかいじゅう)化学(かがく)大好(だいす)高校生(こうこうせい)真剣勝負(しんけんしょうぶ)ができる経験(けいけん)なんて、ほかにありません。

日本(にほん)代表選手(だいひょうせんしゅ)になるには、まず「化学(かがく)グランプリ」にエントリーすることが必要(ひつよう)です。中学(ちゅうがく)3年生(ねんせい)から高校(こうこう)2年生(ねんせい)成績(せいせき)優秀(ゆうしゅう)なら、代表(だいひょう)候補者(こうほしゃ)として翌年(よくとし)国際大会(こくさいたいかい)への出場(しゅつじょう)()けた特別(とくべつ)なトレーニングを()けることができます。

今年(ことし)のスイス大会(たいかい)は7(がつ)16(にち)から25(にち)までスイス・チューリッヒで(おこな)われます。日本代表(にほんだいひょう)として参加(さんか)するのが聖光学院(せいこうがくいん)高校(こうこう)3(ねん)鈴木(すずき)晴翔(はると)さん、徳島市立高校(とくしましりつこうこう)3(ねん)田中(たなか) (しゅん)さん、東海高校(とうかいこうこう)3(ねん)松坂(まつさか)康平(こうへい)さん、久留米大学(くるめだいがく)附設(ふぞく)高校(こうこう)3(ねん)山之内(やまのうち)望花(みか)さんの4(にん)です。

(いま)から(はん)世紀(せいき)以上(いじょう)(まえ)の1965(ねん)のこと、チェコスロバキア((いま)はチェコとスロバキアに分離(ぶんり))の首都(しゅと)プラハで(だい)1(かい)国際大会(こくさいたいかい)(おこな)われました。わずか3カ国(かこく)(はじ)まった国際化学(こくさいかがく)オリンピックですが、(いま)や80カ国(かこく)地域(ちいき)以上(いじょう)からこれからの化学(かがく)世界(せかい)活躍(かつやく)する高校生(こうこうせい)(あつ)まってきます。

日本(にほん)はたくさんのノーベル化学賞(かがくしょう)受賞者(じゅしょうしゃ)()()していますし、たくさんの有名(ゆうめい)化学(かがく)会社(がいしゃ)がある、とても化学(かがく)得意(とくい)(くに)です。
さあ、みなさんも(あたら)しい化学(かがく)(とびら)(ひら)いてみませんか?

別名(べつめい)化学(かがく)甲子園(こうしえん)」。日本全国(にっぽんぜんこく)中学生(ちゅうがくせい)高校生(こうこうせい)化学(かがく)実力(じつりょく)(きそ)()全国(ぜんこく)規模(きぼ)大会(たいかい)。みんなも目指(めざ)してみよう!